アリサ「――そう、そんな感じよ」
すずか「い、いいのかなぁ。パーソナリティが脱線すると、進行が――」
アリサ「大丈夫よ!これははっちゃけコーナーなんだから、もっと積極的にいかないと!」
すずか「う、うん。――そういうコーナーだったっけ……?え、そろそろ録音時間ですか?分かりました」 *
アリサ「アリサとっ」
すずか「すずかのっ」
ア&す「
なのラジことの葉放送局〜♪」
アリサ「はい、リリカルなのはラジオ、通称なのラジっ。大好評で第3回!今回もよろしくお願いします。お相手は私、聖祥のパーフェクトガールことアリサ・バニングスとっ」
すずか「聖祥のブリリアントレディこと、月村すずかですっ。ねえ、アリサちゃん、
大好評はさすがに誇大表現だと思うの……」
アリサ「――先にブリリアントにツッコませて欲しいところだけど、答えましょう。そこは気にしちゃダメよすずか。こう言うと、皆が『そんなものかぁ』と思うでしょ?
人気上昇を狙う一種の広告なのよっ!」
すずか「あ、そうなんだー。――あれ?言っちゃっていいの、それ?」
アリサ「ぁ――
今回のお題は、男性陣にご協力いただきます!」
すずか「すごい話題変換……でも、そんな強引なアリサちゃんも素敵♪ところで、どうして男性の方々なの?」
アリサ「それはもちろん、この放送日が『端午の節句』だからよっ」
すずか「えっと、社交ダンスの心得なら少々」
アリサ「うん、タンゴね。変換違いよね」
すずか「じゃあ、3兄弟かな。ちなみに私の家庭は二人姉妹です」
アリサ「それは団子?傷んで蟻がたかってなくなっちゃうくらいに旬が過ぎてるわね」
すずか「アリサちゃんがいじめる……」
アリサ「いじめじゃない!」
すずか「
もっと♪」
アリサ「
女王様とお呼び!――じゃなくて!何の話だっけ。そう、端午の節句は男子が主役!そこで、今回のお題は、せーのっ」
ア&す「
リリなの、エースを選べ!」
アリサ「分かりにくいタイトルね……要するに、これから私たちが挙げる『一番○○な〜』という感じの質問に、頑張って答えていただくコーナーですっ」
すずか「回答する男性の方々は、こちらっ」
クロノ「……クロノ・ハラオウンです」
ユーノ「ユーノ・スクライアです。うう、何だかすごく嫌な予感が……」
ザフィーラ「ザフィーラだ」アリサ「既に何かと危険なにおいがするわけですが、早速いきましょう。まずは例題、私たちが答えますね。まずは――これ。『最近の一番のマイブームは何?』んー、あたしは音楽鑑賞、かしら?今はジャズを聴くのにはまってるのよ」
すずか「私は、アリサちゃんと一緒にいることです」
アリサ「それはブームじゃないわ」
すずか「ポリシーと言ってもいいかな」
アリサ「
訂正はそこじゃなーい!」
すずか「じゃあ、お人形さん作りにこっています」
アリサ「まともなのがあるじゃない。それでいいのよ」
すずか「
アリサちゃん人形、クラスでも大人気なんだよ」
アリサ「
なぜ私かっ!クマとかフェレットとか狼とか、もっと普通の人形にしなさい!っと、例題終わり!一問目いくわよ!」
すずか「それじゃあ、引きますね――これっ」
ア&す「
一番の特技は何?」
ユーノ「よかった、普通だ……」アリサ「では、順に答えていただきましょうか。まずはクロノくんから」
クロノ「特技、か。思いつかないな――我ながら、仕事人間だからな」すずか「クロノくんの年齢で、法律を扱ったり職場を指揮したりしてるのは、なかなかまねできないよね」
アリサ「あー、確かに。ユーノくんは?」
ユーノ「えーと……変身、とか?」
クロノ「覗きじゃないのか?」
ユーノ「覗きはしない!君こそ女性にからかわれるのが特殊技能じゃないか!」
クロノ「くっ――いい度胸じゃないか!明日の仕事は定時に帰れると思うな!」アリサ「ちょ、喧嘩しないの!」
すずか「ザ、ザフィーラさんはどうですか?」
ザフィーラ「打たれ強いことだろうか」アリサ「うん……そうね……なんか、急に涙が出そうになったわ――次行きましょ。えっと、これ。せーのっ」
ア&す「
一番の決め台詞を叫んでください!」
クロノ「ああ、それなら――『世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ!』」アリサ「来た!
必殺の名台詞!」
すずか「クロノさん、格好いい!」
ユーノ「くっ、やるねクロノ……!」
クロノ「ふ、ネズミにはこんな台詞をしゃべる余裕はなかっただろう」アリサ「次はユーノくん!」
ユーノ「――お……」すずか「??」
ユーノ「『お礼なら、何でもします』――」アリサ「……辛いわね」
すずか「えっと、補足すると――昔、なのはちゃんにお願いするときに言った台詞、だよね?」アリサ「ちなみに、お礼は何をしたの?」
ユーノ「え?それが、全然。なのはは『そんな、お礼をするのは私の方だよ』だって。何かしなきゃとは思ってるんだけど」アリサ「なのはらしいわね。でも、
それなら『アリサ・バニングスの言うことを一生聞くこと』にしてくれればいいのに」
ユーノ「永年召し使い決定なの!?」アリサ「じゃあ、ザフィーラは?」
ザフィーラ「――『ぬぉあああああぁあああっ!!』」すずか「……ザフィーラさん、寡黙ですから……」
アリサ「
『砲撃など撃たせん!』とか、あったじゃない!……いや、台詞がなかったのは認めるけど!
痛いので次っ!」
すずか「箱から引いてっと――はい、アリサちゃん」
アリサ「はいはい。行くわよ」
ア&す「
一番好きな人はだr」
アリサ「
おおっと手が滑ったぁ!(ビリビリ)」
すずか「ええっ!?いきなりどうしたの!?」
アリサ「ダメ――これはダメよ、すずか。引き直しましょう――えいっ」
ア&す「
結婚するならだr」
アリサ「(ビリビリ)
同じよねぇこれ!」
すずか「
駄目なのっ!?」
アリサ「ぼそぼそ(この面子でやったら、洒落で済まされなくなりそうでしょ)」
すずか「こしょこしょ(そ、そうかなぁ?)」
アリサ「ぼそぼそぼそ(放送第一回で学んだの。色恋沙汰は慎重にやらないとろくなことにならないわ)」
すずか「こしょこしょこしょ(実は、同じ展開で変わり映えしないなーっていう心遣い?)」
アリサ「正・解!って、
おだまりっ!」
クロノ「えーと、どうしたんだ?」アリサ「な、何でもないわ。次こそはっ!せーのっ」
ア&す「
一番怖いものは何?」
アリサ「よし!
ディ・モールト(非常に)良いわ!」
すずか「では、今度はザフィーラさんからお願いします」
ザフィーラ「主殿が――いや、主殿にお役御免をいただくことだな」すずか「守護騎士、ですものね」
アリサ「んー、でも、正統派過ぎるわね。ほら、他にもあるでしょう?」
ザフィーラ「……折檻、だろうか」アリサ「
イエス!いい答えね。ユーノくんはどう?」
ユーノ「うーん、何だろう……『なのはのSLB!』――なんてね」アリサ「あー、なるほど。なるほどねぇ……ふっふっふ」
すずか「?何だか、アリサちゃん、楽しそう。えっと、クロノさんは何ですか?」
クロノ「エイ――いや、リンディ提督のお茶、かな。アレを飲むと、一日味覚がおかしい」アリサ「そうですか――じゃあ――」
すずか「……あ、ひょっとして」
アリサ「
せっかくだから、この場で味わってもらいましょうか」
男性陣「!!?」(キィン)←転送魔法の音
リンディ「母さんは悲しいわ。父さんは喜んで飲んでくれたのに――」
クロノ「いや、それはもう愛とかでどうにかなるレベルじゃないよ!これって何て言うの?ドメスティックハラスメンぐはぁああああっ!」
ユーノ「に、逃げなきゃ――って、うぁ、バインド!?」
クロノ「ふふふ……君だけ逃げられると思うなよ……」
なのは「えっと、い、痛くないようにするからね?全力全開で!」
ユーノ「それ、どういうこと!?痛みを通り越したりはしないよね!?――き、キュ(じゅっ)」
ザフィーラ「(そろー)」
守護騎士「(ガシィッ)」
ザフィーラ「ぬぅっ!」
ヴィータ「まあ、あれだ。ごしゅーしょーさま」
リイン「骨はひろってあげますですぅ!」
ザフィーラ「結局これかっ!もっと話をひねるべきでぉあああぁっ!!」アリサ「ふ――『まんじゅうこわい』と言っておけば良かったのに。正直者は損、よね」
すずか「(つんつん)」
アリサ「ん?」
すずか「
私、アリサちゃんが怖いなぁ♪」
アリサ「あたしは最近異様に力の入ってる百合チック展開が怖い――
はっ!」
はやて「言うてしもうたからには、サービスせんとなぁ」アリサ「し、しまっ、すずか、余計なことをっ!」
すずか「優しく、してね――」
アリサ「ぐ、ぬっ!あっ、押さないでよはやて!なのは、フェイトまでっ!ちょ――ん――」
すずか「
あ――」
アリサ「誤解を招く吐息を出さない!」
はやて「くすくす――ええ感じの声やなぁ」
フェイト「な、何だか、いいのかな、これ」アリサ「
いいわけないじゃない!終わり!終わります!パーソナリティは、アリサ・バニングスとっ!」
すずか「お口の恋人、月村すずかでお送りしました。あん、
恥ずかしいよアリサちゃん♪」
アリサ「
お、覚えてなさいよぉぉぉぉっ!」
*
はやて「みんな、お疲れ様や」
すずか「こ、これで良かったかな、アリサちゃん?」
アリサ「――次回は、もう少し普通にやりましょ」
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