エ「はい!のっけから盛り上がっていただいたところで、ちゃきちゃき参りましょう!」
美「続いては、同じく本校四年生、見た目もお嬢様なら中身も完全無欠のお嬢様、月村すずかさんでーす」
月村すずかの主張 ― 我が家の事情 ―
す「我が家にはーっ、家事を手伝ってくれる女性が二人いまーす!」
『うぉー!』『すごーい!』
エ「おっとぉ、今回もスタートから強烈なパンチだっ。この世界で今日び家政婦やメイドなんて天然記念物だぞぅ!」
す「一人はー、とってもクールな大人の女性でー、お食事やお風呂、お掃除などなど、いろーんなことをしてくれまーす!ノエルー!いつもありがとうー!」
『いいなー!』『メイドの鑑―!』
す「もう一人はー、ファリンという、いつも私のお世話をしてくれる、すっごく可愛い女の子でーす――が!」
『が!?』『がっ!?』
エ「おお!?ためが入りました!一体、何が飛び出すのか……!」
美「この年にして、この間の取り方、すずかちゃん、さすがだねー。さあ、カミングアウト!」
す「彼女はとってもドジッ子です!」
( ゜▽゜)」おおぉおぉぉー!!!
エ「来た、来ました!!ドジなメイドという、お約束とも言うべき組み合わせ!幼馴染みといえばツンデレ、ショートカットといえば一人称は『ボク』!それくらいに王道!正にロイヤルロードだ!」
美「……いや、あれ?そう?」
『ドジッ子?』『どんな風にー!?』『エピソード教えてー!!o(^^o)(o^^)o』
エ「さあ、逸話のリクエストです。すずかちゃん、ファリンさんのどんなレジェンドを語ってくれるのか。慌てる様子もなく、手を振り上げる!ん?アレはなんでしょう?」
美「3、でしょうか。恐らく3つエピソードを挙げるつもりなんでしょうね」
エ「なるほどぉー。あ、すずかちゃん、大きく息を吸った!」
す「この前は、友人の連れてきたペットの尻尾を踏んづけて、転びました!」
おおー!!
エ「出ました、これまたお約束!転んでこそのドジ!」
美「しかし何もないところで転んでこそ、真のドジと言えるでしょう。その意味ではまだ甘いですね」
ク「ユーノ、どうした?急に頭を抱えて?」
ユ「尻尾踏まれて……頭から紅茶……いいんだ、それくらい…………でも、ペットって……説明の、ためだよね……?うん、きっとそうだ……」
エ「すずかちゃん、指を一つおって、二つ目のエピソードか!?次は何が飛び出すのか!」
す「昨日は、流れ星を見て願い事を言っている途中に舌をかみました!」
おおおおおー!!
エ「これは可愛い!!誰にも迷惑をかけない、地味なドジが微笑みを誘います!」
す「ちなみに願い事は『ドジが直りますように』でした!」
q(≧∇≦*)(*≧∇≦)pおおおおおおおおおー!!!
美「……すごい、実にすばらしいですファリンさん!何がすごいって、どこにもかむ要素がないところが秀逸!」
エ「やりますねー、一つ目で指摘された、『平地でコケる』を見事にクリア!乙女チックなところもポイント高いぞ!そして三つ目!!」
す「今朝は朝食の味付けで砂糖と塩を間違ました!」
(″ロ゛)うわあぁぁぁ!!!!?
エ「微妙に悲鳴気味な観客の反応!そう、これです、喰らった側が何気に堪える失敗談!聞く分には確かに面白いが、実際被害者になるのはごめんこうむりたい!」
美「……エイミィ、実体験?リンディさんの……」
エ「あの人のは確信はん……ノーコメント!!!ん、すずかちゃん、指を全ておって、握りこぶしだ!胸を大きく膨らませてー……」
す「だが、それがいい!!!!」
(」゚▽゚)」(」゚▽゚)」(」゚▽゚)」うおおおおおおん!!!!
美「な、なんいう決め台詞!ここで、伝説のあの言葉だ!!」
エ「今までのマイナスを完全に逆転させる大技!言うならばザ・ワード・オブ・男前!若干十歳の乙女がなぜこの心意気を使いこなせるのか!?見事すぎて、私たちの言葉も訳が分からなくなっております!」
す「彼女には、是非一芸を極めてもらいたいです!」
エ「ここですずかちゃんがさらにこぶしを振り上げるっ!みんな、ばっちり察して同じポーズ!!私たちもいつの間にか右手が挙がっていますよー!!」
美「これは、コールでしょうか!?コールですね!!?すずかちゃん、音頭をお願いっ! 」
す「ドージッ子!ドージッ子!!」
『ドージッ子!』『ドージッ子!』『ドージッ子!』
エ「校内、割れんばかりのドジッ子コール!これはもう、100%認知、短所を完全にキャラとして受け入れられていまーす!」
美「えー……ファリンさんには大変不本意かもしれませんが、強く生きて欲しいものです。なぜなら……」
す「大好きよーーー!!!ファリンーーー!!!」
美「雇い主が純度100%でこんなことを言ってますから」
エ「アバタもえくぼ!私もファリンさんには是非究極のドジメイドを目指していただきたいです!」
*
ファリン「うう……すずかちゃん、ひどい……でも『大好き』だって……えへへー」
ノエル「良かったわね(あの子は、ファリンがドジであろうがなかろうが、この子を好いてくれるに違いないけれど、ね)」
ファリン「――あれっ!?と、撮れてないっ!?そんな、何度も練習したのに……!!!」
ノエル「……ファリン、例えばだけど、今、録画ボタンを押してない?」
ファリン「ああー!!うーわーがーきーしてるぅーーーー!!」
ノエル「(私も真横で撮影してたのだけど……気付くまで放置してみようかしら。期待を裏切らないというか、我が妹ながら恐ろしいわね……)」
- ▲
- 2007-04-09
- なのは 短編
- トラックバック : -
->どじっ子になるかは不明だけど、ツンデレメイドとして活躍ですね。