「そう――丁度皆さんいらっしゃるのね。是非お会いしたいわ」 客室に出向けばいいのか、と腰をあげるアルマをヴィータが押しとどめる。「呼んで来ます」と言い残して、鉄槌の騎士はクラウスの部屋を出て行った。「可愛らしい子ね。じっとしてるとお人形さんみたい」「普段はもっと元気がいいんだけどね。姉さんがいて、ちょっと緊張してるのかな」「他にも三人いらっしゃるとか。どんな方たちなの?」「うーん、大雑把に言って、研...
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- 2007-04-02
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シグナムは、闇の書を閉じてため息をつく。彼女たちは、シャマルから伝えられる情報を元に、蒼の騎士を避けて蒐集を行っていた。デバイスを起動されていない間は察知できないものの、守護騎士たちを相手に武器なしで姿を見せたりしないだろうし、そしてヴォルケンリッターが出没する場所は戦場である以上、武装なしに現れる輩はいない。騎士に遭遇しないようにするのは容易だった。(蒐集、553ページ、か。もう少しだな)(あ...
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- 2007-04-05
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エ「はい!のっけから盛り上がっていただいたところで、ちゃきちゃき参りましょう!」美「続いては、同じく本校四年生、見た目もお嬢様なら中身も完全無欠のお嬢様、月村すずかさんでーす」月村すずかの主張 ― 我が家の事情 ―す「我が家にはーっ、家事を手伝ってくれる女性が二人いまーす!」『うぉー!』『すごーい!』エ「おっとぉ、今回もスタートから強烈なパンチだっ。この世界で今日び家政婦やメイドなんて天然記念物だぞ...
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- 2007-04-09
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クラウスの傍らに座っていたシャマルは、自分の主の顔を見つめながらため息をつく。 神経を研ぎ澄ませると、遠くでシグナムとアルマが戦っているのが感じられる。ザフィーラやヴィータも、魔力の流れとその距離からして、恐らくベルンハルトの相手をしているのだろう。その事実が、彼女にはどうしても割り切れなかった。 主はきっと悲しむだろう。兄や、姉を傷つけたことを。そして、止められなかった自分を責めるに違いない。...
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- 2007-04-12
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「――のやろう」 ヴィータは汗をぬぐいながら、目の前の男をにらみつける。ベルンハルトは、大振りの槍を悠然と構えて、その場にたたずんでいた。「次はこちらの番か。行くぞ」 言葉の直後に、彼は一気にヴィータに詰め寄り、槍を振り回す。刃先を紙一重でかわすが、その槍が帯びる電撃が彼女を襲う。魔法障壁を展開している間に二撃目が鉄槌の騎士を狙い、彼女は槌を立てて防御する。重量のあるその攻撃に、軽量の彼女は吹き飛ば...
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- 2007-04-16
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いつも当サイトを読んでいただき、本当にありがとうございます。Web拍手のコメント紹介です。内容がネタバレのものだったり、個人的な内容だったりするものは掲載しない場合もありますが、全てありがたく読ませていただいております。※もし非掲載希望の方がいらしたら、コメント頭に「非」をつけてくださると助かります。既に掲載したコメントについても非掲載希望の旨web拍手で伝えてくだされば急いで修正します。不手際で、コメ...
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- 2007-04-21
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巨大化したグラーフアイゼンを構え、今にもベルンハルトに殴りかかろうとしていたヴィータは、弾ける魔力の波で我に返った。「シャ……マル――?」 一瞬だけ大きく波打った、金髪の守護騎士の気配を探る。 先程まできちんと感じられたはずのそれは、今はどこにもない。 代わりにあるのは、巨大な、黒い魔力。 その鼓動に呼応するように、自らの心臓が大きく跳ねた。「これは――クラウスが目覚めたか。アルマ、アルマ聞こえるか?...
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- 2007-04-23
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「――この指輪で、あの子を止めるのね?」(そうだ。全力で魔力転送を行う。パンクしないよう、自分に移した分は放出を忘れるなよ) アルマは返事をして通信を切った。 指輪をなぞって、彼女は目を細める。 お揃いの貴金属を、三人で身につけたあの日、クラウスは嬉しそうに笑っていた。 何も知らず、このリングが家族の絆の証なのだと信じていた。 これが、弟を衰弱させる魔の道具にも、逆に助けるための希望の光にもなるなん...
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- 2007-04-30
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