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ごあいさつ

小説の二次創作が中心のサイトです。是非楽しんでいってくださいね。初めて遊びにいらした方は、「ことの葉インフォメーション」をご参考にしていただければ幸いです。 更新情報  8/10 休止のごあいさつを追加。 8/10 二房の髪を追加。なのはと、とある執務官――ではなく(!?)、司書のお話。 7/21 なのラジ - ことの葉放送局 -  (11)を追加。暑さ対策はしっかりと。 7/6 守護獣ザフィーラの日常 (24)を追加。今回の...

なのは PS 第1話 (1)

魔法少女リリカルなのは -a Past Story-  それは、過去のこと。始めから結末の決まった昔話。 私たちは、諦めていた。 自分たちの未来が終わりなき拷問だと知っていたはずだった。 なのに、期待してしまう。 忘れていたはずの暖かさに触れて、思ってしまう。 今度こそ輪廻に終焉が来るのだと。 定められた使命を全うし、解放される日が訪れるのだと。 これは、祈りの物語。 ただ未来を夢見た主と、ただ主を信じた従者の話...

なのは PS 第1話 (2)

「こう言っては失礼かもしれんが、不思議な主だな」 主の部屋を出たところで、ザフィーラは感慨深げに自らの感想を呟いた。寡黙な彼が、守護騎士の義務とは無縁のところで考えを口にするのは珍しい。「ええ、本当に。今までの方とは、まるで違う」 二人の会話に、シグナムも頷く。 守護騎士ヴォルケンリッターの主人は、彼女たちが選ぶことができない。何故なら、彼女たちは闇の書と呼ばれる魔道書から生まれ出る存在であり、守...

桜の咲く季節

 視界に広がる、白。否、かすかに紅の入った白色。 フェイト・T・ハラオウンは、学校からの帰り道にある桜並木の中で、感嘆のため息をついた。「随分咲いてる。今年はあったかいもんねー」 桜の木を見上げながら、なのはが弾んだ声で呟く。 彼女の言う通り、桜は既にかなりの割合でつぼみを開かせていた。「綺麗。もう、春なんだね」 春。この世界では、出会いと別れの季節。 自分にとっても確かに区切りではあるのかもしれ...

なのは PS 第2話 (1)

「――逃したか」 蒼の甲冑をまとった騎士は、数秒前まで三つの人影があった虚空を見つめて、ぽつりと呟いた。 繰り出した矛での突きが白銀の甲冑を捉えたのは良かったが、射程範囲外である上に当たった位置が急所には程遠い。迎え撃つつもりで、不用意に一つ手の内を明かしてしまった。 手にした武器を一振りすると、双剣となって腰の鞘に納まる。改めて周囲を見渡して、騎士はため息をついた。 その場に倒れている騎士の数は二...

なのは PS 第2話 (2)

 部屋に飛び込んで、シャマルはすぐに事情を察した。服をはだけさせて左肩を押さえているシグナムに駆け寄る。止血をしている手ぬぐいは赤く染まっており、それはヴィータのいる背中方でも同様だった。当てた布を外して傷口を確認し、すぐさま癒しの法術をかける。「大丈夫、これならすぐに治るわ。でも――貴女にこんな傷を負わせるなんて……」「すまん、不覚をとった」 動揺するシャマルに、シグナムは短く謝罪の言葉を述べた。彼...

なのは PS 第3話 (1)

 シグナムの後ろで、扉の閉まる重い音が響く。目の前の豪奢な建物を見上げて、彼女は小さくため息をついた。アルベンハイム家のそれよりもさらに大きな空間を、彼女の感覚で示すなら、過度。鮮やかな色が、きらびやかな輝きが、彼女の目に痛い。 自分の服装を見下ろして、また吐息が漏れる。彼女の髪に合わせた赤と桜色のドレスは確かに美しいが、自分の身の丈にはあっていないような気がして、どうにも居心地が悪かった。「元気...

なのは PS 第3話 (2)

「ヴィータ、とどめだ!」 ザフィーラの声に呼応して、紅の甲冑が宙を舞う。はるか上空から急降下。狙いは、体長十メートルもあろうかという巨大な四つ足の魔獣。 ガシャンというカートリッジの金属音と共に、彼女の槌、グラーフアイゼンがうなりをあげる。 そのままぶつかろうかという勢いで魔獣に近づきながら、彼女は槌を振り降ろした。「ぶっ潰れろぉっ!」 雄叫びの直後、激突による衝撃が周囲を揺るがす。 魔獣は鈍い音...

少年少女の主張 (1)

エ「はーい、みなさーん、こんにちはー!」『こんにちはー!』エ「ありがとー!学園祭企画『少年少女の主張』、本日は悩み多き小学校生活を送るみなさんに、思いの丈を精一杯主張していただきたいと思いまーす!会場は私立聖祥大学付属小学校屋上、司会は、遠くの世界からやってきましたー、私エイミィ・リミエッタとっ」美「ご近所代表、高町美由希でお送りしまーす。運動場のみんなー!準備はいいかなー!?」『わあああぁ~~~...

なのは PS 第4話 (1)

 誰かに呼ばれた気がして、クラウス・アルベンハイムは目を開いた。否、自分は眠ったままだ。はっきりと夢だと認識している妙な感覚を味わいながら、彼は周囲を見渡した。 その空間は、見渡す限りの闇、闇、闇。どちらが上で、下かも分からない。まるで宇宙に投げ出されているかのような錯覚を感じる。遠くできらめいているのは星だろうか。その光と自分の体だけが、その世界を認識するための座標だった。 ふと、近くに現れる存...

なのは PS 第4話 (2)

 今から約一ヶ月前のこと。ヴィータは出会ったばかりである自分の主のことを、現在のように慕ってはいなかった。 線の細い体躯は貧弱に見えるし、発言も夢見る少年という感じ。一言で表現すると、頼りない。まあ、ヴィータたちに対して好意を持ってくれているし、人並み以上の扱いを受けているので、その辺はプラス。総括としては可も不可もなし。もっとも、彼女の採点では大抵が落第の主なのだから、上出来というべきなのかもし...

Appendix

プロフィール

鳳 珠志

Author:鳳 珠志

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INDEX

ごあいさつ
ことの葉インフォメーション
■長編
 ・魔法少女リリカルなのは -PS-
   第1話 (1) (2)
   第2話 (1) (2)
   第3話 (1) (2)
   第4話 (1) (2)
   第5話 (1) (2)
   第6話 (1) (2)
   第7話 (1) (2)
   第8話 EP
 ・白雪の舞う空
  (1) (2)

■短編
 ・桜の咲く季節
 ・少年少女の主張
  (1) (2) (3) (4)
 ・守護獣ザフィーラの日常
  (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
  (11) (12) (13) (14) (15)
  (16) (17) (18) (19) (20)
  (21) (22) (23) (24)
 ・守護獣ザフィーラの日常 Sts
  (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
  (11) (12) (13)
 ・守護獣ザフィーラの任務
  (1)
 ・打ち上げ花火
 ・あの子になりきり!
 ・リーダーへの道
 ・あだなをよばせて
 ・深夜のたたかい
 ・サンタの住む場所 - 23日 -
 ・サンタの住む場所 - 24日 -
 ・サンタの住む場所 - 25日 -
 ・芸術の新春
 ・決戦前の共闘
 ・なのラジ - ことの葉放送局 -
  (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
  (11)
 ・大人への距離
 ・雨とぬくもり
 ・感謝をあなたに
 ・琥珀色の安らぎ
 ・その手は小さくとも
 ・マーメイド宣言
 ・ある夏のひまわり
 ・ちょっと大きな一日
 ・巡る秋風
 ・平日の聖夜
 ・プレゼント・フォー・ユー
 ・夜まではまだ少し
 ・シーツ越しの気持ち
 ・二房の髪

■頂き物
 ・花かんむりとお姫様

■web拍手
 ・全く脈絡のない会話集
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 ・お返事
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「桜の咲く季節」のようなほのぼの
「少年少女の主張」のようなはっちゃけコメディ
「守護獣ザフィーラの日常」のようなコメディ
「魔法少女リリカルなのはPS」のようなシリアス

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